スイングフォームを体に刷り込み、いつでも安定したスイングで打てる方法

ゴルフでショットの正確性を高めていくには、いつでもどんな時でも、同じスイングフォームでショットを打つ必要があります。

「スライスを直したい」とか「飛距離が出せるようにスイングしたい」そんな風にこれまでも、フォームを調べて真似してやってみたりしたのではないでしょうか?

「なんかしっくりきた気がする…」と思っても少し経つと「あれ、あの感覚どこ行ったんだ?」って経験もしばしば。

こんな風に、フォームの習得に時間がかかってしまったり、結局正解がわからなくなってしまい諦めてしまう、という状況が続いているなら、この先を読み進めてみてください。

スポーツ心理学の「運動記憶」を使って、すぐにフォームを体に刷り込み、いつでも同じスイングで打てるようになる方法を解き明かしていきましょう!

運動を記憶する脳

運動を記憶するのは「小脳」という部分です。例えば、今のあなたが今のスイングなのも「小脳」が「ゴルフスイングはこんな形」と運動を記憶しているからです。

ですが、それを直そうと思うと、今の自分の動きとは違う動きをイメージして、練習中に意識します。

「脇は閉めて腕が先行しないように」
「スイング中に大きく左ひじが折れないように」
「インパクトではハンドファーストの形をつくりましょう」
▼ ▼ ▼
意識するポイントをいくつも言われてパンク・・・

ワンポイントだったら意識もできるし、フォームが変わって弾道が良くなるのも感じられる。けど、同時にいろんなポイントを意識していくと、動作がぎこちなくなってしまう…

そんな経験があなたにもありますか?少し思い出してみてください。初めて自転車の補助輪を外そうと、練習をしていた時のこと。

最初はふらついてしまい、ぎこちなかったと思います。地面を蹴って漕ぎ出すタイミングや、バランスの取り方など、同時にいくつも意識しなくてはいけなかったからです。

けど、今だったら何も考えずにスムーズで無駄のない動きで自転車を漕ぐ事ができますよね。なぜなのでしょうか?

それは「地面を蹴るタイミング」「バランスの取り方」を小脳で記憶して、自動で調整してくれているからなんです。

スイングのフォームのポイントも、いかに早く小脳に記憶させるかが、スイングをスムーズにして、何度でも安定して打てるかどうかに大きく関わってきます。

いいスイングを小脳に効率よく記憶させる方法

どうすれば効率的に小脳にフォームを記憶させる事ができるのでしょうか?小脳の中では、神経が繋がっていく事でその動作を覚える事ができます。

つまり、「この動きをするんだよー」と小脳の中でうまく神経をつなげてあげれば、それがスイングフォームの定着に繋がり、ショットの安定につながるということです。

神経を繋げる4つのポイント

①ストレスホルモン

最初はそのネットワークが複雑なので、動きもぎこちないです。すると、そのぎこちなさによって小脳の中では「なんでうまく動かないんだ!」とストレスが溜まります。

そして、意外なことにこのストレスの正体(ストレスホルモン)が動きを迅速に習得するカギになっているんです。

ストレスホルモンがネットワークの余計な部分を削ぎ落として、正しいネットワークだけを残す事によって、スムーズな動きができるようになります。

②反復練習

「こうした方がいい」と言われたフォームが最初はうまくできなくって違和感を感じていたとしても、繰り返し反復していく事が大事です。

反復練習の中で、神経のネットワークが整理されていきます。とにかく、毎回の練習で1つでもいいので意識しながら練習する事が大事です。

  • インパクトでは「ハンドファースト」を意識
  • スイング中は「左ひじが伸びる」のを意識
  • また「ハンドファースト」を意識

▶▶▶ ワンポイントずつでも意識して繰り返すことで、フォームが記憶されやすくなります

まず大事なことは違和感があったり、ぎこちなかったりしてもとにかく続けていきましょう。

③文脈干渉効果を活用

 脳にストレスをかける事によって、正確なスイングの記憶は早まっていきます。
では、どうやってストレスをかければいいんでしょうか?無理に追い込んだり、過酷な練習をするわけではありません。

 「文脈干渉効果」という心理効果を活用しましょう!AパターンとBパターンどっちが効果的だと思いますか?

パターンA
「今日はハンドファースト」「今日はコック」など1日ごとにポイントを決めて練習

パターンB
「この1球はハンドファースト」「次の1球はコック」など1日に複数ポイントを練習

どっちが効率的なんでしょう?

 正解はBパターン。脳は意識するポイントを切り替えるときにストレスを感じるので、ネットワークを整理する作用が強く働きます。

 名前は難しいですが、これを「文脈干渉効果」と言います。フォームの習得をしたいときはスイング前にどんなポイントを意識するかを決めておきましょう!

④レミニッセンスを活用

レミニッセンスという心理効果があります。

こんな経験はありませんか?試験勉強中、なかなか英単語が覚えられない…けど、一晩経ったら、意外と単語を思い出せた!ここでレミニッセンスが起こっています。

レミニッセンス
「寝ている間に脳の神経ネットワークが整理される現象」

勉強だけでなく、スポーツのフォーム習得でも起こります。その日のうちに、フォームが完成しなくても大丈夫です。レミニッセンスを引き起こすには、脳にストレスをかける事が大事です。

日中に「文脈干渉効果」でたくさんストレスをかける事で、夜「レミニッセンス」で寝ている間に神経ネットワークが整理され、フォームが習得されます。練習した日は、夜はしっかりと睡眠時間を確保しましょう!

⑤ドーパミンを活用

フォームを脳に記憶させるポイントがまだあります。神経ネットワークが繋がりやすい状態があるんです。それは脳内で「ドーパミン」というホルモンが出ている状態です。

ドーパミンを出すにはどうすればいいのでしょう?ドーパミンはどんなときに出るかというと「楽しい!」と感じているときです。

ドーパミンは幸せホルモンとも呼ばれています。その名の通り、楽しさや幸せを感じているときに脳内で分泌されます。あなたはゴルフの練習を楽しいと感じながらできていますか?

もしかしたらミスが連続して「正直、楽しいと感じられない…」というタイミングかもしれませんが、脳を騙してドーパミンを強制的に分泌させて、脳の神経ネットワークを繋がりやすくする簡単な方法があります。

簡単にドーパミンを活用する方法
「楽しかった!」と口に出す

実は「楽しかった!」って言えばいいだけなんです!この言葉を言うだけで、あなたの脳を騙す事ができます。実際にドーパミンが分泌されて、フォームの記憶が行われます。

口にした方が効果的ですが心の中で「楽しかった!」と思うだけでも効果的です。次の練習の後は思いっきり笑顔で「楽しかった!」と口にしてみましょう。

このコラムを書いた人

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