あなたは、右腕(利き手)と左腕(逆手)どちらをより強く意識して、スイングしていますか?
「そんなこと考えたことなかったよ!」という人は、次の練習でぜひ今日の記事の内容を検証してみてください!
腕を意識するだけで、飛距離、コントロールの精度は大きく変わってきます。
「本当に意識だけで変わるの?」と疑問を持つかもしれませんが、あなたのスコアアップには超・重要な要素なので、いますぐ読み進めてください!
体の仕組みを考えると、どちらの腕をメインで使うかで、大きな違いがあるんです。
それぞれのメリット・デメリットを徹底比較していきます!
今から解説していきますね!
右腕重視のメリット・デメリット
先にお伝えしておきますが、プロゴルファーで右腕重視を採用しているのはたったの1割…。
かと言って、右腕重視が『不正解』というわけではありません。
右腕重視のメリット・デメリットを解説していきます!
右腕重視のメリット
右腕重視の最大のメリットは『振りやすさ』です。
利き手重視でクラブをコントロールした方が、力も入れやすく、振りやすいため、パワーが出やすいです。
腕一本でクラブを振った時を想像して欲しいのですが、圧倒的に利き手が振りやすいのは想像できると思います。
「振りやすくてパワーが出るのに、どうして右腕重視は1割しかいないの?」こんな風に不思議に感じるかもしれませんね。
では、右腕重視のデメリットをみてみましょう。
右腕重視のデメリット
右腕重視の最大のデメリットは『振り遅れてしまう』というポイントです。
ボールを打つ前、ボールに対して正対して立ちますよね。
その時に、右肩・右腕はボールを飛ばす方向から見て後ろ側にあります。
テイクバックしてから、振り下ろす時に胴体からひねっていくので、自然と後ろ側にある右肩・右腕は遅れて付いてきます。
体幹(胴体)の正面でインパクトできれば、フェイス面はまっすぐターゲットを向くのですが、体幹よりも振り遅れてしまうと、フェイス面のコントロールができなくなってしまいます。
飛距離を出そうとするとスライスしやすいのは、振りやすくパワーが出やすい右腕重視の意識が出てきて、振り遅れフェイス面が右を向いてしまうからです。
ボールを真っ直ぐに飛ばしたいのなら、体幹の正面でインパクトして、フェース面がターゲットを向いていることが重要です。
左腕重視のメリット・デメリット
次に左腕重視のメリット・デメリットを見ていきましょう。
左腕重視のスイングには一体どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
9割のプロゴルファーが採用する理由を大公開していきます!
左腕重視のメリット
左腕重視の最大のメリットは、右腕重視と比べると圧倒的な『フェイス面のコントロールのしやすさ』です。
左腕重視にすると、自然と体幹の正面でのインパクトが可能になります。
ボールを飛ばす方向に対して、左肩・左腕は前にあるので、振り遅れることがなくなるからです。
フェイス面がコントロールしやすくなるので、ボールが真っ直ぐターゲットに向かって飛んでいくようになります。
スライスの防止にもなります。
左腕重視のデメリット
左腕重視のスイングのデメリットは『パワーがでない』という点です。
パワーが出なければ当然、飛距離も伸びません。
利き手ではない方の腕が力が入りづらいのは当然です。
右腕をテイクバックすると、自然と胸が開けますが、左腕をテイクバックすると胴体でつっかえてしまいます。
テニスでも、バックハンドよりもフォアハンドの方が強烈な球を打つことができるのと同じ原理です。
より大きなパワーを出そうと思ったら、右腕重視の圧倒的勝利です。
SPIRITS GOLFプロゴルファー・島友和の見解は!?
島プロに、右腕重視、左手重視、どちらがいいか聞きました!
結果は『左腕重視』の勝利!
左手でも体全身を使って安定した状態でパワーを出せるようになることが大事です。
9割のプロゴルファーも、安定する左手でも飛距離が出せるように体全身を使って打てるように仕上げていきます。
飛距離と安定性、両方を最大限向上させることができるのが左腕重視のフォームです。
強みであるコントロール性は生かし、不利な点である飛距離の問題は全身を連動させたフォームで補っていきましょう!