島コーチ

ゴルフを始めたきっかけを教えてください。

もともと、大学に入学した19歳のとき、ゴルフサークルに入ったのがきっかけでゴルフを始めました。大学ではゴルフ部ではなく、サークルだったので部員全員のスコアは120ぐらい。 

ただ、練習ができる環境は整っていたこともあり毎日200〜300球打ち続けました。 2日に1回はショートコースに行き、ゴルフに没頭した生活を送っていました。

どのようにプロになったんですか?

大学時代、日々ゴルフに没頭していた結果、全くのど素人状態から3ヶ月で最高スコア78を達成しました。大学の選手権にも出始め、新人戦で2日間トータル2アンダーで3位に入り全国大会にも出場できました。

24歳でプロ入りし、大学卒業して、プロの予選に通過したことによってプロ資格を得ました。

素晴らしい実績ですが、プロになってからも順調だったんですか?

プロの世界に入る直前から、多くのプロのゴルフ雑誌やDVDを見るようになりました。さらに、ゴルフ場で働き始めたのをきっかけに、先輩プロからアドバイスをもらうことが増えていきました。

「これでさらにゴルフが上達できる!」と思っていたのですが、そのアドバイスが裏目に出るとは当初は想像もしていませんでした。

先輩プロが、7人いました。先輩も良かれと思ってアドバイスをくれました。僕自身も、先輩のアドバイスだからどんどんアドバイスを受け入れ練習場で日々練習を取り組んでいました。

すると、自分の悪いところが気になり始め何が正しいのか、何が間違っているのか日々考えるようになりました。

ゴルフ雑誌も、毎週買うようになり、Youtubeで動画を見て勉強もするようになりました。僕もプロという立場でしたが、あなたと同じように、動画や雑誌を見て勉強をしていったのです。

その結果、スコアはどんどん悪くなりプロであるにも関わらず70台で回ることができなくなり、時には、恥ずかしい話ですが、100を打ってしまったこともありました。

「こんなスコアしか出せなくてプロと名乗っていいのかな…」と枕を濡らした夜もあります。毎日練習しているにも関わらずスコアが悪くなっていきました。

 練習すればするほど下手になっていく。出口の見えないトンネルをただひたすら走っている。自分のゴルフを完全に見失いました。

 そんな僕の状態を見かねて、先輩プロにより一層あれこれ言われるようになりました。ですが、上達の兆しは一向に見えてきません。なんとか糸口を掴むため、無理をした練習をするようになりました。

すると、体にガタがきて怪我が絶えなくなりました。そして5年後…。僕は、選手としてのプロゴルファー人生を断念することになってしまったのです。

10年間、練習を怠ったことはありません。しかし、この10年なにをやっても全くうまくいきませんでした。自分が悪いわけでもないのに無性に自分に腹が立ちました。

「あんなに練習したのになんでだよ…」こんな想い、何度も味わいました。

今考えれば、練習をしているのに成果が出ないなどということは普通、起こるわけがありません。しかし、ゴルフはこういうものだと何故か納得させていた自分がいました。

あなたも同じではないでしょうか?

ただ、僕なら断言できます。それは違います。正しい練習を取り組めば誰であっても必ず上達するんです。

僕が自分のゴルフを見失った要因は「いろんな情報を取り込みすぎて、こんがらがってしまった」ということです。何が言いたいかと言うと実は、あなたの上達を妨げている原因は「知ったかぶり押し付けゴルファー」のせいなのです。

そのせいで、僕のスイングは壊されました。

「スイングを壊された」というのは一体どういう意味ですか?

ゴルフ以外のスポーツの世界でも起こっていることなのですが、スポーツをやる以上、先輩や指導者っていますよね。

先輩や指導者のアドバイスを聞き、素直に実践をして、上達をしていく。これがスポーツが上達する上での文化だと思うんです。ゴルフも同じで、あなたも先輩やレッスンプロから指導を受けたことがあると思うのですが、アマチュアゴルファーとレッスンプロの9割はこの「知ったかぶりおじさんゴルファー」なんです。

知ったかぶりおじさんゴルファーたちは、自分のうまくいったときの感覚をそのまま教えてくれます。ただ、感覚というものは多種多様で自分だけのものなのであなたが実践してもうまくいくとは限らないんです。

それどころか、他人の感覚を取り入れることで自分自身の感覚が完全になくなってしまい、一番大切な自分の感覚を見失ってしまうんです。シンプルに言えば自分のゴルフを失ってしまうんです。

例えば、Aプロは「腕をしっかり使ってローテーションしなさい」と言い、Bプロは「腕は使わないでボディーターンで打ちなさい」と言う。別の時には、Cプロは「体は縦に使いなさい」、Dプロは「体を水平ターンが大事」と言う。

このような一貫性のない、沢山のゴルフレッスンを勉強したことによって、どう振ればいいのかわからなくなっていきました。それにより、自分のゴルフを見失い、大学生時代よりもスコアが出せなくなり、大きなスランプになりました。

ツアートーナメント断念から復帰までの経緯を教えてください。

選手としてのゴルフを諦めレッスンだけで生活をしている中、毎週買っていたゴルフダイジェストのとある企画で宮里優さんとラウンドを一緒にできる機会がありました。

「なんとかしなきゃいけない…」「でも、1人じゃどうしようもできない…」

そんな藁にもすがる思いで僕の悩みを、宮里さんに余すことなくぶつけました。そうしたら、宮里さんは「沖縄においで」と、僕に優しく言ってくださったのです。本当に、僕は救われました。宮里優さんという、日本を代表する超一流のレッスンプロの元で指導を受けられることになったのです。

一か月後、僕は沖縄に行き、3ヶ月間、宮里さんにみっちり指導を受けました。次の年もその次の年も年末年始にかけて沖縄に行きました。宮里さんと話し、相談していく中で0からスタートするつもりでスイングの見直しと、初心者の方と同じ練習に取り組んでみようということになりました。

沖縄にある宮里さんの宮里道場は型にハメるゴルフ理論として有名でまずはその型にハマろうということになったのです。

正直、初めは僕もワケがわかっていませんでした。ただ、これこそが後であなたにもお伝えする「スイングギア」の根本でした。

そこから毎日、日を追うごとに僕の頭から余分なものが省かれスイングが洗練されていくのが目に見えてわかってきたのです。考え方もスイングも必要なことだけを行うようになり簡単でシンプルになっていきました。

東京に戻り、教わった練習を日々、繰り返していきました。すると、見違えるほどスイングが良くなっていったのです。それに伴って、スコアも徐々に伸びていったのです。宮里さんのお力で、僕のゴルフはだいぶよくなりました。

しかし、どうしても自分のスイングが正解なのか、周りから自分のスイングがどう思われているのかいつも振るたびに気になっていました。なかなか先輩プロと同じようなスイングができず、毎日、自分のスイングを録画し動画をチェックして、頭をひねるそんな日々が続いていました。

そんなとき、また新たな素晴らしい出会いがありました。

レッスンに集中するために東京に来ました。東京にいることによって、多くのことを学ばせていただきました。その中でも、横田真一さんとの出会いは特別なものとなりました。横田さんは僕に、人には絶対にやりたくてもできないことがあることを教えてくれました。

それは、骨の骨格の重心の位置によって、人の動き方は人それぞれ違うという、当時の僕にとって最も必要な情報でした。僕が先輩プロを真似できない部分があるように先輩プロもまた僕の真似ができない部分があるのだということを学んでいったのです。

「4スタンス理論って知ってる?」

 いきなりそんな風に話しかけられたことを今でも覚えています。

 そこから一緒に仕事をすることになり今出版している4スタンス理論の本にも携わり横田さんのキャディをやりながら4スタンス理論についてたくさん話を聞き多くのことを学ばせてもらいました。そして、型にはめてはならないゴルフ理論をたくさん習っていったのです。

プロゴルファーは、誰一人として同じスイングをしているプロはいませんよね?

 ですが、誰もがスライスもフックもせず同じ真っ直ぐなボールを打っているのです。そこからは水を得た魚のように自分のゴルフを取り戻していきました。これを知ったことによって僕のゴルフは、完全に上達への軌道に乗り完全復活を果たすことができたのです。

そして、プロコーチなど誰にもアドバイスをもらわずともやればやるほど上達するようになったのです。

今もなお上達を続けスポンサーも付くようになりトーナメント挑戦の復帰を38歳にして実現できたのです。それが復帰の大きな経緯です。日本を代表する型作りのプロ、宮里優さん。日本を代表する型にはめないプロ、横田真一さん。

相反するように見えるこの2人の師匠との運命的な出会いによって人生が変わりました。

型を毎日繰り返し体に覚え込ませている僕、型にはめずに自分流のゴルフを見つけている僕、相反する、2人の僕を両立させることで上達できました。そして、この2人の教えをさらにレッスンをする中で理論的に整理していったのです。

その理論こそが「スイングランクピラミッド」というあなたに合った専用のフォームを一から作り上げて行くスイング構築法です。

「スイングランクピラミッド」というのは一体どんなものなんですか?

ゴルフはただ練習するだけではなかなかスイングを進化と変化を与えることができない、特殊なスポーツです。ゴルフスイングを自分の体に合わせてアレンジしていくためのゴルフの背景にあるスイングランクピラミッド理論というものがあります。

この理論をベースにトレーニングに取り組むと、自然と体に合ったゴルフスイングの型がカスタマイズされていきます。

私の指導の根本にある理念だと思っておいてください。

ツアープロ、レッスンプロ、2つの顔をお持ちですが、生徒さんにはどのような方がいますか?

年齢は40歳から60歳ぐらいの方がとても多いです。ゴルフのレベルは100前後の方がほとんどです。直接指導すれば3ヶ月ほどで80台で回れるようになって頂けるので、この仕事はとてもやりがいを感じています。

特に印象深かったのは、池田さんという生徒さんです。90日でスコア138→92のを達成しました。結果を必ず出すことをウリにしている某有名ゴルフスクールからも入会を断られるほどのスイングの乱れ様でした。

ある時、池田さんの上司の方がレッスンに来てニヤニヤした顔でこう言いました。「池田を100切らせてら、島先生に100万払うよ」

そこから3ヶ月みっちりレッスンしました。そして次のコンペでスコア92の堂々優勝という華々しい結果を成し遂げました。上司の方の顔はげっそりと青ざめていたそうです。笑

この記事を読んでいるゴルファーの方はまず何からはじめたらいいでしょうか?

ゴルフの型と基礎作りです。ほんの少しのズレだけが命取りのゴルフにとって、土台となる『型』と『基礎』はとても重要です。これがないと、たまたまいいショットが打てたとしても、それを継続して安定させることはできません。

18ホール回りながら毎回ミラクルショットが出ることはありません。土台を安定させミスなく進めていくことが大事になってきます。まずは、僕のお伝えする理論をまとめたコラム記事やYouTubeの動画をご覧になってください。

より細かな指導を受けていきたい場合は、オンラインでのプログラムや、コンペでの指導、ラウンドレッスンもご用意しています。

最後にスコアアップを目指すゴルファーの方へのメッセージをお願いします!

僕の苦しんだ「スイングを壊された10年間」というのは、決して無駄じゃなかったと思いたいです。

そう思わせてくれるのは、生徒さん達あってのものです。痛みを知る者にしかわからないゴルフの難しさを、僕はわかってあげられると信じています。 

是非僕を思う存分利用して、今まで以上にゴルフ人生を楽しんでほしいです。

PAGE TOP